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木工作家の木製ペッパーミル
木工作家のPLYLIST
PLYLIST
  • 長野県箕輪町在住
  • 木工作家

PLYLIST
木製ソルト&ペッパーミル
スパイスミル

三角形と四角形の形をした木製スパイスミル(ペッパーミル ソルトミル)。
大きいサイズと小さいサイズの2種類展開。

木工作家の木製ソルトミル

大きいサイズはオブジェのような存在感があり、 小さいサイズは握りやすくかわいらしさのあるサイズ感です。
食卓に置いてもキッチンに置いても、どんな空間にも馴染んでくれます。

木製ペッパーミル

古い座卓や床柱、テーブルなどの家具の脚、家具屋さんで廃棄される材料などをアップサイクルした手作りの木製ミルです。

木工作家の木製ソルトミル

ミルはデンマーク製CrushGrind®社のセラミックミルを使用しております。 塩と胡椒、どちらもお使いいただけます。
クローブ、フェンネルシード、花椒などのスパイスにもお使いいただけます。ミルのすりつぶす感覚はとても心地よいです。
いろんな料理にスパイスの挽きたての香りをお楽しみください。

木工作家の木製スパイスミル

塗料は食品衛生法適合のウレタン塗料を使用しております。撥水性があり、汚れもつきにくくなっております。

YouTubeチャンネル「PLYLIST」にて木製ペッパーミルの紹介をしています。

【サイズ】 約14.5cm×5cm×5cm 【形状】 三角

木製ミルのお手入れとメンテナンス方法

お取り扱い注意点

・叩いたり落としたり、強い力を加えないようにご注意ください。
・高温多湿の状態で保管しますと、カビの原因となります。
・紫外線によって日焼けし変色することがあります。日陰で保管してください。
・電子レンジやオーブン、食洗器は使用しないでください。また、煮沸による消毒や漂白剤は使用しないでください。変形や塗膜剝離の原因となります。

お手入れ方法

汚れ等は濡れたタオルなどで拭き取って乾燥させてください。直接水をかけたりしないでください。

ミルの取り扱いについて

スパイスを入れる際はヘッド部を上に引っ張りシャフトから外してください。

作家が作った木製ペッパーミル

お好みのスパイスを本体に入れてください。手を軽く添えると注ぎやすいです。

作家が作った木製ペッパーミル

ヘッドを取り付ける際は、シャフトの形(大きいミルは5角形、ミニミルは爪があります)に合わせて差し込んでください。ズレた状態で無理やり押し込むと故障の原因となります。

木製ペッパーミル

ミルのダイヤルを回すとスパイスの粒度を調整できます。

おしゃれな木製ペッパーミル

使用可能なスパイス

・塩と胡椒どちらもお使いいただけます。またクローブ、フェンネルシード、花椒など様々なスパイスにもお使いいただけます。
・複数のホールスパイスを入れることで、挽きたてオリジナルスパイスミックスを作ることもできます。

種類の違うスパイスを詰め替えたい時のクリーニング方法

・岩塩を少量投入し削り出すとセラミック内部に残っているスパイスをある程度一緒に出すことができます。その後新しいスパイスを投入していただくと前回使っていたスパイスが混ざりにくいです。
・セラミックパーツを分解して洗浄する方法はCrushGrind®社の下記ウェブサイトに動画で紹介されています。
【動画】セラミックパーツを分解して洗浄する方法はこちら

木工作家PLYLISTのストーリー

木工作家PLYLISTのストーリー

PLYLIST(プライリスト)とは

“Ply Possibilities, Craft Narratives”
「さまざまな可能性を探求・展開し、心ゆさぶる物語を届ける」
ここで言う「可能性」は作品をつくる上での素材の選定やアイデアの話だけでなく、あらゆる可能性を指しています。
PLYLISTはplyとplaylistを組み合わせた造語です。そこに含まれるplaylistは音楽の再生リスト。音楽とは大きく言えばメディアであり、PLYLISTの活動にはメディアとしての可能性も含まれています。
PLYLISTはものづくりを通じたメディアとしての活動も大切にしています。SNSの発信、文章、写真、動画、音声、あらゆるメディアを組み合わせ、可能性を探求し、心揺さぶる何かを届けるものづくりメディアとしてのアプローチも意識しています。PLYLISTの作るものだけでなく、PLYLISTの発信を通じて、世界は可能性に満ちていると感じられるようなものを心掛けています。これからの毎日がよりよい物語になると信じてもらえるようになりたいです。

木工作家が作った木製スパイスミル

PLYLISTの掲げるテーマ

長野県在住の小尾口達貴と涼夏がデザイン、設計、制作を手掛けるブランドです。
木工の技術をベースとした「木のものづくり」を中心に、「革」や「金属」などさまざまな素材をミックスしたものづくりをしています。

PLYLISTの意味
Ply(プライ)=重ね合わせる、撚り合わせる
Playlist(プレイリスト)=音楽の再生リスト(曲を再生する順番をリスト化したもの)
という二つの単語を組み合わせた造語です。

人それぞれの価値観、生き方、ライフスタイルに応じた素材や技術、デザイン、アイデアを組み合わせたリストを作品という形で提案いたします。そして、心から豊かな生活を送るために、少しでも役に立ちたい。
音楽のように、その人にとってかけがえのない存在になるものを作りたい。
そんな想いからこの名前を決めました。

PLYLISTの思想

“Design Complex, Craft Simple”
この言葉は、設計段階では複雑なアイデアや要素を含みつつ、製作の過程でシンプルな形にまとめ上げるアプローチを表現しています。PLYLISTは高度なデザインや複雑な考えをもとに、最終的には心地よいシンプルさを追求するクラフト作品へのアプローチを目指します。そして、シンプルさの中にも洗練された複雑さが感じられるバランスを大切にしています。そして、これはメディアとしての活動も同様の思想を持って取り組んでいます。

小尾口達貴の経歴や独立に至った経緯

人生のターニングポイントについてのお話などはnoteに記事をいくつかまとめてあります。
詳しくはこちらをお読みください。
【note】小尾口達貴の経歴やら人生のターニングポイントの話はこちら

ミルに利用する木の種類と持続可能性

これまでミルに使用した木材の種類や特徴、それらのストーリーをご紹介します。
古い座卓や床柱、テーブルなどの家具の脚、家具屋さんで廃棄される木材などをアップサイクルしたミルはどれも個性的で同じものはありません。

木工作家が作った木製ソルトミル

古いお家の床柱から作ったスパイスミルのお話

同級生から古いお家を壊すという話を聞いて、お家の解体の時に無理を言って床柱を譲っていただきました。 床柱というのは床の間の脇に立っているちょっと見た目がすてきな柱のことです。
昔のお家の床柱には貴重な材木が使われていることが多いです。
譲っていただいた床柱には栃の木が使われていました。
せっかくなら、なにか小さなものに形をかえてお家の思い出として残したいという希望を聞き、ミルとして残すという提案をさせていただきました。 ミルであれば実用品であり、形も小さく食卓という身近にあり、日常的に手に触れるものです。そして、そう滅多に壊れるようなものでもありません。 ご両親と姉妹は住んでいる場所がばらばらなので、実家用、自宅用、姉妹用とみなさんで床柱を分け合って現在も使っていただいています。

木工作家が作った木製ペッパーミル

お醬油蔵のケヤキの木から作ったスパイスミルのお話

昔、お醬油を製造していたそこには大きくて太い木材がたくさんありました。どれもとても重くて大きくて、黒い木でした。話を聞いてみるとどうやらお醤油を絞る時に支える道具として使っていたというお話でした。
お醬油蔵を片付けたいからこの木材も処分したいというお話を聞き、譲っていただきました。せっかくなので、家業としてやられていた当時の思い出を残せればと思い、ミルを作りました。
お醬油蔵にあった木はケヤキの木でした。とても複雑な木目をしていて、節や割れなどがたくさんありました。あえて割れや節、穴などは残し、鎹止め(ホッチキスのような真鍮製の金具)で補強しました。正直、作るのはなかなか難易度が高く、大変でした。ですが、出来上がった姿はとても力強さを感じるいいものができたと思いました。

木製ペッパーミル

端材から作ったスパイスミルのお話

さざなみのようなキラキラとした模様のあるミル。 もともと、家具屋さんの端材として薪ストーブの隣に置いてあった材木から作りました。 元の材はかなり大きな割れがあり、とても使えなさそうだったので薪ストーブコーナーに置いてあったようです。ですが、ミルくらいの小さなサイズであれば、ぎりぎりその割れを避けて作ることができました。掘り出し物的ないい材料でした。

木製ペッパーミル

座卓の脚から作ったミルの話

実家のお向かいさんから古い座卓を処分するという話を聞きました。なんだかちょっともったいないなーと感じて、その座卓を2台譲り受けることにしました。 座卓とは畳や床に座って使う低い机のようなやつです。四角いちゃぶ台みたいな見た目をしているやつです。
そんな座卓の脚を見てみると、ちょうどミルを作るのにいい太さでした。
もらった座卓をそのまま自宅で使用するのは雰囲気も合わないですし、2台あっても置くところがありませんでした。別の形で再利用した方がよさそうだと思い、脚の部分でミルを作ってみました。 元々の座卓は濃い茶色をしていましたが、削ってみると塗膜の下は綺麗な色をしたケヤキの木の座卓と桜の木の座卓でした。ケヤキの脚は辺材と言われる木の樹皮に近い部分(白色)と芯材と言われる木の中心部(オレンジ色)のちょうど境目でした。桜の脚は色の濃い甘い香りのする桜でした。ケヤキの脚はツートンカラーの綺麗なミル、桜の脚は色の濃い少ししま模様のあるミルに変身しました。